ビジネス中国語講座~肩書き~
ビジネスシーンで活用する中国語講座vol1
初次见面 初めまして
有朋自远方来 不亦乐乎——孔子
- 肩書き:必ず職称をつけて呼ぶ
中国における組織、機関の構造は複雑であり、ビジネスの場で中国人の名前を呼ぶときは、基本的にその人の姓に職位もしくは職種をつけて呼ぶ習慣がある。
- 行政政機関職員の場合、通常はその人の担当する職位をつけて呼ぶ。例えば、局長、処長、科長あるいは省長、市長、区長、鎮長である。
- 民間企業の場合は董事長、経理、部門経理、主任等。工場であれば廠長、主任、工程師、科学研究事業単位であれば院長、所長、院士、教授、研究員、研究室主任等、学校であれば校長、院長、主任、教授、等である。
姓のあとに職称をつけて呼ぶことで、その人に対する敬意を表することとなる。例えば張隊長、李主任、王教授といった呼び方である。なお、職称を省略して呼ぶことも多い。
職称がわからない場合や確信のない場合は、「 先生 」 ( シエンション )、女士 ( ニュウシー ) または 「 師傳 」 ( シーフ ) と呼ぶが、基本的には傍らの関係者に尋ねれば、どう呼ぶべきかは必ず教えてくれるはずである。
例えば
A:shān tián zǒnɡ jīnɡ lǐ , nín hǎo 。
A:山 田 总 经 理 , 您 好 。
chū cì jiàn miàn , qǐnɡ duō zhǐ jiào 。
初 次 见 面 , 请 多 指 教 。
(山田社長、こんにちは、初めまして、宜しくお願いたします。)
B : bí cǐ bí cǐ , wánɡ zǒnɡ nín tài kè qi le 。
B : 彼 此 彼 此 , 王 总 您 太 客 气 了 。
(王社長、こちらこそ、宜しくお願い致します。)
- 肩書き:必ず姓と名はつないで書く
手紙や文書中で、宛名などで中国人の姓名を書く場合、日本人が十分注意しなければならないことがある。それは人名の姓と名の間に一字空白を設けて、姓と名を離して書いてはならないということである。日本人はよく 「 山田 太郎殿 」 というような書き方をするが、これは中国では首と胴体が切り離されている非常に縁起の悪い書き方として忌み嫌われる。特に相手が政府の高官や企業の幹部であった場合は、失脚をも連想させる書き方になるのでなおさらである。必ず中国では 「 孫中山先生 」 というように姓と名はつないで書かなければならない。