汉院で教わった「教科書に書いていない上海」
長期休みを取ると「このまま辞めてしまおうか」という気持ちにもなるのですが、それでも漢院に通い続けたのは、私にあったカリキュラムを粘り強く提案してくれた先生方の熱意やレッスンの度に「教科書に載っていない上海の最新情報」に触れることが出来たからでした。
この文書を読んでいる「不真面目な生徒」の皆さんは、ぜひ勇気を持って、もう一度、漢院に通ってみてください。
また、これから漢院に通おうかと思っている方には「漢院で学ぶことによって、教科書に載っていない上海を知ることが出来ます」と強くおすすめをしたいと思います。
私は留学経験もなく、中国語学習を始めたのはコロナ禍の日本で受けた半年のオンラインレッスンだけでした。
メディア関係で働く人間としては、お恥ずかしい語学レベルなのですが、赴任前のオンライン学習で当時のHSK3級を取得し、隔離期間に4級の学習を始めました。
漢院には同業者の勧めで入学しました。週二回のペースで通い、HSK4級→5級と8ヶ月ほど学習を続け、模擬試験で合格レベルに達することが出来ました。
ロックダウンのあと、しばらく休学しましたが、先生方の励ましもあり復学しました。
その際、文書を理解したり、何となく相手の話していることは理解できるようになってきたのだけれど、まったく「会話」が出来ていないことに悩んでいる・・・と相談したところ、先生方がカリキュラムの切り替えを提案してくれました。それからのレッスンは、最初の50分間フリートークをし、残りの50分は教科書に沿って進めるというものでした。
毎回のフリートークに備え、テーマを考え関連する単語や単文を用意してレッスンに臨んでいましたが、事前に用意していた「ネタ」だけでは会話は5分と続きません。
先生方が質問をしてくれたり、新しい情報を提示してくれたりしながら、単語や「相づちに使える表現」などを教えてくれました。(たとえ通じなくても)中国語で会話を続ける「度胸」が養われたと思います。
実のところ、上海は日本人にとって「まったく中国語を学ばなくても生活が出来る便利な町」です。
日本人も多く住んでいますし、携帯のアプリを使えば買い物や交通など、生活に困ることはありません。
それでも私は中国語を学び続けることを、強くおすすめします。
学習を続けることで、行動の幅も広がりますし、より上海での3年間が彩り豊かなものになったという実感があるからです。
不真面目な生徒ですが、これからも漢院との縁を大事に学習を続けたいと思います。